
鈴印は1932年(昭和7年)創業。手書き文字と手彫りの印章づくりにこだわり、三代にわたりその技術と知識を継承しております。
象牙と歩んできた三代
私たちは創業以来、象牙という素材と向き合ってきました。
長くお取引をいただいている問屋からは「路面店での象牙の販売本数は日本一ではないか」と言われています。また同業の有力企業からは、100万円を超える実印をこれだけ手がけている店は国内でも例がないだろう、という評価をいただいたこともあります。
「象牙といえば、栃木の鈴印さんだよね」——全国の同業の方から、そう声をかけていただいたこともありました。
いずれも自分たちで数えた数字ではなく、業界の中で長く商いを続けてこられた方々からいただいた言葉です。
象牙の品質は、店の信用そのもの
初代から受け継いでいるのが、この言葉です。
象牙は天然の素材ですから、産地や牙のどの位置から採れたか、個体差によって品質に大きな差が出ます。その見極めは代々、店主自身の目に委ねられてきました。見た目、色合い、触り心地、手にしたときの重量感。そして最終的には、彫刻の際に刃物を入れたときの感触まで確かめて、当店が扱う基準に達しているかを判断します。
現在は、国内で唯一すべて手作業で象牙を取り出す職人に仕入れを委ね、そのとき手に入る中で上位のものだけを揃えています。
その中からお選びいただける象牙印鑑の等級と価格の目安は、象牙印鑑の選び方と価格にまとめています。
会社の沿革や企業理念について詳しくは、鈴印コーポレートサイトをご覧ください。
彫っているのは、三代目の私です

鈴印の象牙の印鑑は、三代目の私、鈴木延之が一本ずつ手で彫っています。
私の彫りの土台は、1999年から2003年までの5年間、東京・浅草の近くにあった有限会社松碩社での修業です(東京の松碩社は、今はもうありません)。職人が集まる会社で、毎日30〜40本を彫り続けました。
技術は、学校にお金を払って習うのが普通です。私はお給料をいただきながら学びました。普通の印章店主が一生かけて彫る本数を、5年でこなした計算になります。不器用な私でも上手になれたのは、この数のおかげです。
その間、印章の技術展にも作品を出し続け、次の賞をいただきました。
- 1999年 第47回 大阪府印章技術展覧会 褒賞(木口普通之部・判下之部)
- 2000年 大阪府印章技術展覧会 金賞・京阪神印章技術師連合会会長賞(書道半紙之部)
- 2001年 第49回 大阪府印章技術展覧会 銅賞(木口角印之部)
- 2003年 大阪府印章技術展覧会 金賞・社団法人全日本印章業協会会長賞(木口密刻之部)

たくさん彫ったことで身についたのは、技術だけではありません。刃を入れた瞬間の手応えで、象牙の良し悪しが分かるようになりました。仕入れ先の職人と私、二人の目で品質を確かめている話は、象牙印鑑の選び方と価格の「二人の目利き」に書いています。
迷われたときは、ご相談ください
象牙は一本ごとに色も木目も異なります。「実際に手に取って選びたい」「予算の中でどれが選べるか相談したい」という方は、どうぞお声がけください。
宇都宮駅前の店舗では、在庫の中から実物をご覧いただきながらお選びいただけます(月〜土 10:00〜18:00)。ご来店が難しい方は、お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。
遠方の方にはオンライン相談(平日9時・18時/40分)もご用意しています。
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